No.8
治療的運動(Therapeutic exercise:運動療法・運動性OT)の治療の順番についてです。
以下は治療目的対象です。
1)ROM:Range of motion「運動の範囲」
2)Muscle strength「筋張力」
3)Muscular endurance「筋持久性」
4)Co-ordination「協調性」
5)General condition「(生理的な)全身状態(機能)」
基本的動作・応用的動作において協調的な運動を行うときに、不可欠な構造は関節の運動
です。
なぜならば、神経や筋、心臓や肺に問題がない場合でも、関節が固定されていれば運動は
起こりません。
そこから言えることは、1)ROMの治療が最優先だということです。
その後に筋のそれぞれの機能から考えると2)3)4)と治療を進めていき、運動を通じ
て5)を改善します。
上記の順番は、単に羅列しただけではなく、治療の順序ということです。
※「PTの基本的動作」と「基本動作」の意味は違います。
基本動作はADL(応用的動作)と同意語です。
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